愛犬が空へと旅に出ました。

この土日、どちらも用事がありましたが全てキャンセルしました。最重要イベントだったらキャンセルもできなかっただろうけど、日にちをずらすことができたので・・・

そう、この土曜日、ついに15年一緒にいた愛犬が空へと旅立ちました。

このところ病院通いで、けれど行って処置してもらっても以前のように回復せず、それどころかどんどん元気を失くしていく愛犬。

一度薬で回復し、いつもより食欲がでるようにとペースト状のエサを与えたらすごく喜んで食べてくれて、よかったなぁと安心していたんです。それからはずっとそれをあげていました。ナマモノエサだし、まとめ買いしてはまた買いに行き、まとめ買いしてはまた買いに行き。エサ代もかさむけれど喜んで食べてくれるなら別に惜しくはありませんでした。

自分のモノは歯ブラシ買う事すら躊躇しますけどね

一度おかしくなってから3回目の病院。回復したので「またなにかあったら来てください」といわれて取りあえず治療は終了。治ったんだな、よかったよかった、と思っていた矢先、エサを食べなくなりました。

ちょっと暑くなってきたし、水は飲んでるし夕方になったらまた食べるかなと思ってました。ほんの数日前までは私が帰るなりエサがもらえると吠えて喜んでいたのに。おかしいとは思っていたけど初期の頃はそこまで重くとらえていませんでした。

けれどさすがに5日もなにも食べない、下痢もしている・・・あきらかにおかしいのでまた通院がスタート。

ふいてもふいても下痢をするからおしりがよごれ、病院で点滴を打ってもらう日々。お腹がずっとゴロゴロいっているのでお腹の調子を整える注射をしてもらったり。けれど3日経っても改善しませんでした。

動物は一切喋らないから、どこが痛いのかもなにがしたいのかも仕草や行動で判別するしかできないし・・・

けれど、今度は夜泣きが始まりました。

昼はおとなしく寝ていたのに、夜になると外から寂しそうな鳴き声が。何事かと思って見に行くと、いつもみたいに丸まって寝る体勢を取れず、辛そうに腰を下ろしたまんまで鳴いてました。

寝る体勢になれるまでを見届けて、撫でてやると鳴き止みました。やっぱり食事もとらないしこのままでは痩せていく一方なので、もう一度病院に行くと、触診の結果、睾丸が腫れている、といわれました。

手術は高齢だからもう出来ません。これも、寿命か。そう思って、せめて痛みだけでもとってあげたいので、点滴と痛み止めを注射してもらいました。

この時点で、もう治る見込みはないと思いました。けれどまだそんなにすぐはお迎えが来ないだろう、と甘くみてました。水はたくさん飲んでいるし。

とうとう散歩にも行きたがらなくなり、そっとしておきました。

私に出来ることいえば水を変えて、病院に連れて行ってあげるくらい。昼間は鳴かないのに、夜になるとまた寂しそうな声で鳴きだす。

どこか体が痛いなら昼夜関係なく鳴いているだろうし、寂しかったんだろうと思います。寝ていても鳴かれると可哀相で、夜中の3時や4時でも起きて身体を撫でに行きました。

そうすると鳴き止むから、やっぱり寂しかったんだろうな。外犬だから、たまに玄関に入れてあげても絶対に三和土から上にはあがろうとしなかった、本当に賢い犬でした。

その後、ついに水も飲まなくなり、またこの日に病院に来てくださいと言われた日ももう行きませんでした。

祖父も、死ぬ間際は水すら受け付けなかったので・・・

点滴をしたところで延命にしかならないんだろう、と思っての決断でした。ぐったりした状態で車に乗せて病院にいくくらいなら・・・

もう、仕事から帰ったらいないんじゃないかと毎日ひやひやしてました。

死んでしまう1日前は、お昼からずっと鳴いていたそうです。

祖父母がそばにいても鳴き止まず、近所のよくしてくれていた、うちの犬が大好きだったおばさんが話しかけても寂しそうに鳴くだけ。

そのおばさんは今まで4匹を看取ってきた経験から、今日か明日中までだろう、と思ったそうです。

私が帰る頃にはもう鳴くこともなく、静かに横たわっていました。2時間くらいずっとそばで撫でてあげても、目もとじず、苦しそうに息をしているだけ。

けれど、気のせいかもしれませんが、甘えるように顔を手に寄せてきました。名前を呼ぶことと撫でる事しかできない自分。辛かったです。

6月だけど、まだまだ朝晩は肌寒い。

もう動くこともできないし、おむつを巻いてあげて、家の玄関に毛布をしいて、枕をしてあげて、布を上からかけて、そこにおいてあげました。

この状態で犬小屋においておくことはとてもじゃないけどできませんでした。

もう立ち上がることも、自分で排泄することもできなくなっていたので。まだ自力で小屋に出入りできていた時は、安心していましたが。

もう鳴く元気もないからか、同じ空間に家族がいるからなのか・・・どちらかはわかりませんが、夜泣きはぴたっと止みました。

不安なまま眠りにつき、朝起きると相変わらずの状態でいました。

目を閉じず、お腹で息をして。

おむつをはずすと、大小どちらも垂れ流れていました。枕にはよだれの跡が。何度位置を変えても汚れる枕。涎はかなりにおいました。

仕事も休みで、ちょこちょこ様子をみて撫でてあげて、声をかけてあげて。たまに撫でようとすると、けいれんするようになったので「あ、これはもうやばいな」と悟りました。

私がしゃがむだけで、何か反応しようとしてびくびくと身体を震わせるのです。

床ずれしないように、とおむつを替え身体の向きも替えたのですが、とてもじゃないけど立つこともできずぺたりと座り込んで崩れ落ちてしまいました。

声をかけてももう視線も動かしてくれません。

お昼ご飯を食べ、1時半頃にもう一度様子を見に行っても、相変わらずその状態。部屋で作業していたら父が仕事から帰宅。

そのついでに、もう一度・・・と思った時、父は「息をしていない。死んでいる」と言いました。

にわかに信じられませんでした。つい20分前、昨夜と同じ状態だったのに。

もうお腹も動いておらず、目もとじず、身体も冷たく。心臓も止まっていました。

抱き上げると、舌がだらんと垂れました。

小さく鳴くこともなく、本当に静かに逝ってしまいました。13時35分から14時4分の間に逝ってしまいました。

なんのために仕事が休みの日で、玄関に置いてあげたんだろう。最期までしっかりみていてあげたかったのに・・・

ずっと悔やんでいます。

その後は、季節も季節なので、火葬の手続きをするべく車を飛ばし市役所の施設へ。もう時間が午後だったので当日の火葬は無理でしたが、翌日に予約を取り付けることができ、遺体は斎場が預かってくれるというので、腐らせてしまうくらいなら、とその日の内に斎場に運び込みました。

合同火葬でいいかな。とは思ってましたが、いざ、この時になると、やっぱり単体で火葬してあげたいと思いました。

料金はもちろん単体火葬の方が高い。けれど、他の知らない子たちとまとめて、今日もうここでお線香をあげて手をあわせるだけでさようならで、このまま冷凍庫に入れられて、骨も拾うことができないなんて・・・

なので単体火葬にしました。

今日の朝から火葬に行ってました。

斎場につくと、係りの人が遺体を出してくれました。その時びっくりしたのが、昨日、遺体を入れる適当なダンボールを倉庫から引っ張り出して組み立て、毛布をしいてその中にいれてあげたんですが、そのダンボールに記された何かの日付が、たまたま私の誕生日でした。

なんとなく不思議なこともあるもんだ・・・

愛犬は、ダンボールの中でひんやりと冷たくなっていました。当然、足を折り畳んで、目を開けることもなく。

身体を撫でても、もう嫌がることも求めることもない。

ダンボールの蓋をしめ、線香を立て、手をあわせた後、係りの人がダンボールを火葬炉に運びました。

最期のお別れです。そんな風に言われても実感が未だにわかず。

炉に入れられたダンボールの上に線香を置くと、灰色の扉が上から下り、いよいよ火葬の準備が整いました。

火葬炉が動きだすスイッチは私が押しました。

終るまで大体1時間半から2時間。その間、よい骨壺がないかと探しに行きました。(ありました。安堵)

1時間程で火葬場に戻ると、もう終わっていて、お骨拾い。

本当に骨だけになってしまった愛犬。

係りの方に火葬炉から骨を拾ってもらい、最後に頭の部分を取り出してもらいましたが、本当にしっかりした骨で、なかなか割れなくて係りの方もびっくりしていました。

お骨拾いも終わり、帰宅し、骨壺と共に写真立てに飾る写真を用意して、それからは何もせずぼーっとしてました。

 

本当になんにも考えられない2日間であった・・・

 

ちなみに、もうこの2日で今まで生きてきた分の涙と同じ量を流してる気がします。

 

毎日散歩に行く時間になってもほえない愛犬。

窓からのぞいてもこっちをみていない愛犬。

愛犬の定位置だった場所にもう毛布はありません。

なにもかもが寂しいです。

一人で散歩しましたが、一人で散歩したところでちっとも楽しくないということに気が付きましたわ。

生前、自分のペースに合わせてくれない愛犬に「もー!」となった時が何回もありました。自分より先に歩かないようにと何度もしつけたのに結局最後まで私の前を歩いていました。

一人で歩けば自分のペース。なのに、ちっとも嬉しくありませんでした。

あっちへウロウロこっちへウロウロ。そこらじゅうにおしっこ。

そういえば、以前、知り合いに聞いた話で「愛犬を火葬して、残った骨をペンダントに入れて持ち歩いている人がいる」ということを聞きました。

その時は正直「色んな人がいるな、まあ自分は絶対やらないだろうな・・・」と思いつつその話を聞いていましたが、こうして愛犬を失ってしまった今、気持ちがわかります。

仕事のこともこれからどうしようか悩んでおり(結局これ以上年収が増える見込みがないことが確定されたも同然のことをいわれた・・・)、更にここにきて結婚を反対されるという大イベント(しかも向こうの親www)、追い打ちのように愛犬の死。

もう現在精神がボロボロすぎてなんにも手が付きません\(^-^)/\(^-^)/\(^-^)/趣味も一切手が付かず家にいる時は無心で副業してるか抜け殻のようにボーッとしているだけです。

愛犬を失くした人なら知っていると思われる、「虹の橋」をずっと読んだり動画を見たりしています。本当に自分が死んだ時、愛犬と会えるんでしょうか。愛犬は喜んでくれるんでしょうか。

待っててくれたらいいなぁ・・・喜んでくれたら、いいなぁ・・・

もういないなんて。やっぱり写真を見ると悲しくて悲しくて悲しくて仕方がありません。

誰に対しても吠えず、時には私が怒ってはたいても絶対に私に歯をむき出して怒ったり、噛んだりなんて絶対せず、生前からみんなに賢いねと言われ続けた愛犬。

いることが当たり前だと思っていた愛犬。こうしていなくなってしまうと、喪失感が半端ないです。

もう、朝起きて「おはよう」も仕事に行く前の「行ってきます」も、帰ってきたとき「ただいま」とも言えないなんて・・・

しばらくは立ち直れそうにありません。なんなら仕事も休んで家にずっといたいです。

私が仕事休みの、この土曜日を選んで逝ったんでしょうか。しかも、家族みんなが揃っている日に。父も仕事上1日おきにしか帰ってこないのに、唯一早く帰ってくるこの土曜日に。

もしも平日に逝ってしまっていたら、休みを取らないととてもじゃないけど手続きはできないので。

祖母が「するめの仕事を邪魔せんように、家族がみんないる時にと思って土曜にしたんだね」という度にもう涙が噴き出します。辛い。

人生の半分以上一緒にいた愛犬。時には辛くあたったこともあり、今になって後悔しています。ものは言わないけれど私の言葉は絶対に理解していました。

きっと魂は今もこの家にまだいるんでしょう。きっと。いや、いてほしい・・・

こんなこと言い続けていたらなんだこいつ頭おかしいんじゃないかと言われそうですがどうでもいいですもう・・・orz